「小泉八雲」倉光千保美
今、NHKの朝ドラで放映中の「ばけばけ」ですが、その題材のラフカディオハーン・小泉八雲の
熊本での住居に昨日行ってきました。
熊本のデパート「鶴屋」のすぐ隣にあり、いつも気にかかっていたのですが今回初めて行きました。

小泉八雲は明治24年(1891)11月、熊本大学の前身である第五高等中学校(明治27年(1894)第五高等学校と改称)の
英語教師として島根の松江中学校から赴任し、明治27年10月までの3年間を熊本で暮らしました。
熊本に来て最初に住んだ家が当時手取本町34番地にあったこの家であり、
この家を借りるにあたって、ハーンは特に注文して神棚を設けました。毎朝神棚に拍手(かしわで)を打って礼拝し、
人力車で学校に通っていたハーンは日本の心を深く愛していました。
日本を世界に紹介した「知られぬ日本の面影」「東の国から」などの著書は熊本での生活から生み出されたものだそうです。

確かに「神棚」がちゃんとありました!!
当時の生活は、神棚に手を合わせ朝ご飯を食べて人力車で学校に行き、午前中4時間の授業をしたら
家に帰りお酒を飲んだり昼寝をしたりで、なんとものんきそうな感じでした。
それにしても、新聞記者で教師でもなんでもなかったハーンが熊大やその後東大でも教鞭を取るというのは
才能がありとても人気があったからでしょう。
当時は外国人はとても珍しくそのために奥さんのセツさんは苦労したようですが、今からの「ばけばけ」で
描かれると思うので楽しみに見続けたいと思います。
PS
昨日は入館料が無料だったのですが、後から考えると「文化の日」でした!

